私は寝起きにベッドの中でなんとなく考える。
寝起きの時は頭の中に余計な情報がない。
だから思考は妨げられない。
私の習慣である。
今朝は「アイデアの源を探して」だった。
そうか、このタイトルが解りやすいし、気持ちだけで書ける
そう考えると、ベッドの横の壁に貼ってあるホワイトボードに書き込んだ。
「アイデアの源」
寝起きの時は思考が働いても、記憶回路が働いていないらしい
トイレに行こうものなら、小便と一緒にヒラメキも便器に流してしまう
「あっ」と思ってももう遅い
ヒラメキはどんなに頑張っても思い出せないのだ
こんな悔しい思いを何度かしてから、ベッドの横にホワイトボードを取り付けた。
書かれた文字を見ていると、ヒラメキを思い出せる
さらにアイデアが浮かんだときには、どんどん書き込んでいく
思いっきり書き込んだら、そのことは忘れることにしている
忘れないと、そのアイデアに縛られて思考が広がらなくなる
ひらめいたときは興奮状態になっているから、思考が偏向している
こんなアイデアを話すから変人扱いされる
ヒラメキから離れ冷静さを取り戻したときに見直す
第三者の目というか、批判的に観察する
悪いアイデアなら矛盾が見えてくる
良いアイデアなら膨らんでくる
ホワイトボードにいろいろ書き込んでいく
納得いくまで考えたら、スマホで写真に撮り保存する。
これは良くても悪くても写真に収める
ヒラメキはその場で判断するのは難しいというか、判断できないものだ
こうしてヒラメキはアイデアになり保存される
保存されている間にアイデアは醸成され、ダメがなくなり旨みが増してくる
いいアイデアには更に情報が追加される
追加される情報とはテレビの特番とかニュースで社会現象を知ること
この情報は直ぐに入ってくることもあれば、数年後に入ってくることもある
ある日、テレビを観ていて「オレのアイデアは間違っていなかった」と思うことがある
アイデアが世の中に出ていくことは希なことだ
殆どのアイデアは、夜の露と同じように空へと消えていく
おそらく、雨粒と同じくらいあるのだろうと思う
私は思う
空に昇ったヒラメキは消えていない
大空高く漂っているのだと思う
誰かが考え事をしたときに、その波動が漂っているアイデアと共振し舞い降りてくる
そうしてアイデアは世の中に出ていくのを待っているのだと思う
ヒラメキには考えた人の意志が残っており、ヒラメキを受けたときに、その意志の存在を感じるときがある。
最近になって「量子力学」が注目されている
時代は目に見える物質の研究から目に見えない意志エネルギーへと変わってきた
私は思う「やっぱりなぁ」
宇宙は95%のエネルギーと5%の物質で成り立っている
やっと95%の見えない世界に入ってきた
もう少しだけ長生きをして、世の中を見ていたい
2023年1月31日