オルタードコードとは

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オルタードコードは、ジャズや現代音楽において使用される和音です。このコードは、特にジャズの即興演奏で重要な役割を果たします。オルタードコードの特徴は、基本となるセブンスコード(通常はドミナントセブンスコード)に、変化した(オルタード)五度や九度を加えることです。

オルタードコードは、主に以下のように構成されます:

  1. ドミナントセブンスコード(例:G7)をベースとします。
  2. このコードに対して、#5(増五度)、♭5(減五度)、#9(増九度)、または♭9(減九度)のような変化音を加えます。これらの音は、コードのテンションを高め、解決感を強める役割を果たします。
  3. オルタードコードは、通常、ハーフステップで解決するコード(例:G7がCメジャーコードに解決する)の前に配置されることが多いです。

例:G7♭5♭9 は、Gドミナントセブンスに減五度(D♭)と減九度(A♭)を加えたオルタードコードです。

オルタードスケール(オルタードドミナントスケールとも呼ばれる)は、このコードと密接に関連しています。このスケールは、1-♭2-♭3-♭4-♭5-♭6-♭7 の音程で構成され、オルタードコードに合わせた即興演奏に用いられます。このスケールは、メロディックマイナースケールの7番目のモードとしても理解されます。

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Cのオルタードコードの音階

Cのオルタードコードに対応する音階は、Cオルタードスケールです。このスケールは、メロディックマイナースケールの7番目のモードとしても知られています。Cオルタードスケールを構成する音階は以下の通りです:

  1. C (根音)
  2. D♭(またはC#)(♭9または#9)
  3. E♭(またはD#)(♭3または♯9)
  4. F♭(またはE)(♭4または♭5)
  5. G♭(またはF#)(♭5または♯5)
  6. A♭(またはG#)(♭13または♯5)
  7. B♭(♭7)

このスケールは、非常に多くのテンション(オルタード音)を含んでいるため、ジャズや現代音楽でドミナントコードの解決感を強めるためによく使用されます。Cオルタードスケールは、特にV7コードがIコードに解決するとき(例:G7がCメジャーに解決するとき)に有効です。このスケールは、コード進行の中でテンションを高め、聴き手に解決を予期させる効果があります。

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